今回は、株式会社クルーズバケーションの営業マネージャー、坪田様にインタビューを行いました。クルーズ専門の旅行会社として、日本発着のクルーズから海外発のフライ&クルーズ、さらにはディズニークルーズラインの日本における代理店業務など、幅広い事業を展開する同社。その独自性や市場での強みについて詳しくお伺いしました。
また、坪田様が手掛ける「ワイナリークルーズ」といったユニークな商品開発の裏側、クルーズ旅行の魅力、そしてクルーズバケーションの働き方についても深掘り。法人営業や添乗業務、イベント出展といった多岐にわたる業務内容をはじめ、未経験者がクルーズ業界で活躍するためのポイントについてもお話を伺いました。
クルーズ業界に興味がある方や、旅行業界で新しいキャリアを築きたい方にとって、貴重な情報が詰まっています。ぜひ続きをぜひご覧ください。
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日本に1社しかないクルーズの代理店とは!?クルーズ事業の全貌を徹底解剖!!
ー レジャリスト 大南
では本日は株式会社クルーズバケーション営業マネージャーの坪田様に、お越しいただきました。よろしくお願いします。
ー クルーズバケーション 坪田さん
よろしくお願いします。
ー レジャリスト 大南
まずは、御社の事業内容について教えていただけますか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
弊社クルーズバケーションは、クルーズ専門の旅行会社です。具体的には、日本のクルーズ船「飛鳥II」をはじめ、日本発着の海外クルーズや、海外発着のクルーズに飛行機を組み合わせた「フライ&クルーズ」など、さまざまなパッケージ旅行を取り扱っています。
また、クルーズ会社の日本代理店業務も行っており、例えば、世界No.1の評価を受けているドイツの「ハパグロイド・クルーズ」や、現在話題の「ディズニー・クルーズライン」の数少ない日本代理店としての役割も担っています。
ー レジャリスト 大南
なるほど。クルーズ専門の旅行会社として、海外発着クルーズも手配されているのですね。最近の「フライ&クルーズ」商品には、どのようなものがありますか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
特に人気なのが、弊社ならではの商品である「ディズニー・クルーズライン」です。飛行機とホテル、さらにはフロリダのディズニーワールドのパーク訪問を組み合わせたパッケージが、大変ご好評をいただいています。特に、世界最大のディズニーパークであるフロリダのディズニーワールドを含めたプランが非常に人気ですね。
ー レジャリスト 大南
ディズニー好きにはたまらない内容ですね。ちなみに、このツアーの価格帯はどのくらいでしょうか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
一番短いもので、クルーズが3泊4日、ホテルが1泊、パーク訪問が1日半というスケジュールになります。この場合、お一人様あたり約60万円となります。
ー レジャリスト 大南
思ったよりも手頃な価格ですね。お客様の年齢層や特徴についても教えていただけますか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
弊社全体のクルーズ商品の顧客層は、50〜60代の年配の方が多いですが、ディズニー・クルーズラインに関しては特に異なります。20〜30代のハネムーナーの方が多く、またゴールデンウィークやお盆の時期には、全体の3〜5割が若年層のお客様になることもあります。一般的なクルーズマーケットとは異なる、ディズニーならではの客層が特徴的ですね。
ー レジャリスト 大南
なるほど。ディズニーのブランド力がしっかり活かされたツアーですね。ありがとうございます!
クルーズバケーションへの入社経緯とユニークなツアー開発!!
ー レジャリスト 大南
坪田さんはどのような経緯で、クルーズバケーションに入社されたのですか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
私は大学卒業後から、ほぼ旅行業一筋で歩んできました。最初は大手旅行会社で店頭販売を担当し、その後、商品企画としてシンガポールや台湾のパンフレット造成を手がけていました。その後、クルーズの船会社へ転職し、クルーズ業界に本格的に携わることになりました。
しかし、コロナ禍で旅行の販売が難しくなり、「旅行と同じように、日本の方に海外の魅力を伝えて、お客様が笑顔になれるものはないか?」と考えたときに、ワインに興味を持ちました。そこで、一度ワイン業界に転職し、ワインの勉強をしていたのですが、ふと「ワインは世界中でさまざまな種類があり、それをクルーズと組み合わせたら面白いのでは?」と思いついたんです。そこで、2023年10月にクルーズバケーションに入社し、独自のツアーを企画することになりました。
ー レジャリスト 大南
なるほど、それはとてもユニークな発想ですね!もしかして、そのツアーがここにあるのですか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
はい、実はここにあるのが、その特別なツアーです。これは、2024年のゴールデンウィークに出発するアメリカ西海岸のクルーズツアーで、4月25日に出発する予定です。
旅程としては、ロサンゼルスからバンクーバーまで航行する海外発着のクルーズに飛行機を組み合わせ、寄港地のサンディエゴ、サンフランシスコ、オレゴン州アストリアの3か所で、それぞれワイナリーを訪問する内容になっています。
さらに、初日のロサンゼルスでは、前泊として現在話題の大谷翔平選手が所属する「ドジャースタジアム」を訪れるプランを用意しています(チケットは別途手配)。加えて、船内では「プリンセスクルーズ」のパッケージプランを適用し、1日15杯までワインを含むアルコールが無料となるなど、ワイン愛好家にとっても楽しめるような内容になっています。
ー レジャリスト 大南
まさにワインとクルーズの魅力を融合させた特別なツアーですね。とても興味深いです!
クルーズバケーションの 1日のスケジュールと未経験者の受け入れ体制とは!?
ー レジャリスト 大南
クルーズ業界に興味がある未経験の方が、入社後の働き方についてイメージしやすいように、1日の仕事の流れを教えていただけますか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
私は主に法人営業を担当しており、旅行会社様向けの営業活動を行っています。大まかな1日の流れとしては、まず朝出社後にメールチェックを行い、提携旅行会社様とのやり取りや、直接お問い合わせをいただいたお客様への対応を行います。
その後、提携旅行会社への訪問営業を行うこともありますし、ワイナリークルーズのような商品に関しては、ワイナリーの担当者と打ち合わせをしたり、新たな企画の提案を進めたりもします。また、新規の案件が発生した場合には、クルーズ会社に問い合わせを行い、在庫の確認や仕入れを進めることもあります。
さらに、弊社では営業だけでなく、ツアーの企画・手配・添乗まで幅広く担当するため、ツアーの運営にも関わることが多いですね。それに加えて、2ヶ月に1回程度、旅行博やツーリズムEXPOなどのイベントに出展する機会も多く、出展準備や当日の対応も行っています。
ー レジャリスト 大南
なるほど、さまざまな業務を担当されているのですね!ルーティンワークが苦手な方や、新しいことに挑戦するのが好きな方にはぴったりな環境ですね。
ー クルーズバケーション 坪田さん
そうですね。同じことを繰り返すよりも、新しいことに興味を持ち、さまざまな業務を経験したい方には向いていると思います。
ー レジャリスト 大南
ところで、クルーズバケーションはGSA(総代理店)としても活動されていますが、お客様の割合はどのようになっていますか?
ー クルーズバケーション 坪田さん
弊社は、クルーズ専門の旅行会社として、直接お客様に販売するケースが8〜9割を占めています。残りの1割は、提携している旅行会社様を通じた販売ですね。弊社のオフィスは東京にしかないため、地方のお客様にも弊社の商品を知っていただくために、北海道〜九州までの旅行会社様と連携し、受託販売をお願いしています。