今回は、BOJ株式会社の取締役CSOで訪日コンサルティング事業部長を務める笹島様にインタビューしました。
欧米豪の旅行者に特化したインバウンドDMC事業についてのレビューや、特に富裕層向けテーラーメイドツアー・文化体験事業についての評判を伺いました。
独自のビジネス展開や今後のビジョン、求める人材像などの求人情報にもについても深く掘り下げています。旅行業界に興味がある方にとって、貴重な情報が満載です。続きをぜひご覧ください。
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欧米豪に特化した理由は？評判の良さに迫る。
ー レジャリスト 大南
では本日は、BOJ株式会社 取締役CSO、訪日コンサルティング事業部 事業部長の笹島様とお話しさせていただきます。よろしくお願いします。
ー BOJ株式会社 笹島さん
よろしくお願いします。
ー レジャリスト 大南
御社はインバウンド事業を中心に活動されている会社ということで、事業内容や評判について教えていただけますか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
はい、BOJ株式会社は主に欧米豪の旅行者をターゲットにしたインバウンドDMC（デスティネーション・マネジメント・カンパニー）として活動しています。事業の柱は大きく3つあります。まず1つ目は、欧米豪の富裕層に特化したテーラーメイドツアーを企画・手配するツアー事業部です
次に、欧米の一般層に対してスポット型のアクティビティを企画・手配する体験事業部。
そして3つ目が、これらの事業で得た旅行者のニーズやトレンドを活かし、地域行政や民間企業に対して事業支援を行うコンサルティング事業部です。
ー レジャリスト 大南
ありがとうございます。欧米豪に特化されている理由は何かありますか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
代表の野口が北米に長く滞在していたこともあり、そちらの市場感をよく理解している点が大きいです。また、日本のユニークなコンテンツを楽しんでいただける国々として、欧米豪をターゲットにしています。距離があるからこそ、日本の文化や歴史に対する興味が強く、より特別な体験を提供できると考えています。
単価1,000万円/人！？ツアーの実態とは
ー レジャリスト 大南
なるほど、納得です。では、富裕層向けのテーラーメイドツアーについてもう少し詳しく教えていただけますか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
富裕層とは、日本滞在中に1人当たり100万円以上消費する方々と定義されていますが、我々のお客様は200万〜1,000万円を使われる方が多いです。1家族や2家族で訪れるケースが多く、日本の文化や歴史、伝統に非常に興味を持たれています。初めて日本に来る方が多いため、絶対に行きたい地域や施設観光体験を提供しつつ、日本の本質的な良さを感じられる場所も提案しています。
ー レジャリスト 大南
欧米から来る旅行者は大体どのくらいの期間滞在されますか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
ヨーロッパから来る方は2〜3週間滞在されることが多いです。アメリカから来る方は10日〜14日程度と少し短めです。ただ、日本人の旅行と比べると長期間滞在されるのが特徴です。
ー レジャリスト 大南
富裕層向けのツアーでは、ホテルや食事、観光など全てが決まっているのでしょうか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
ある程度自由な観光時間を持たせることもありますが、基本的には質の高いホテル、通訳案内士、快適な移動手段としてのハイヤーなどが含まれています。
ー レジャリスト 大南
次に、文化体験事業部について教えてください。これはいわゆるコト消費というものですか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
そうですね、その通りです。文化体験事業部では、ユニークな文化体験を企画し、海外の旅行者に販売しています。富裕層だけでなく、8割以上はマス層なので、そういった一般層向けにも非常に面白い「我々だからこそ提案できる」コンテンツを提供しており、それが評判につながっていると思います。
ちなみにこの体験事業部が一番最初にできた部署で、BOJの根幹になってる事業部です！
コロナ後、爆速成長が止まらない！
ー レジャリスト 大南
文化体験事業部が最初に立ち上がった事業部とのことですが、コロナ緩和後の影響はどうでしたか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
コロナ緩和後、嘘だろっていうくらい非常に勢いよく成長しています。特に形のないものを形にすることで、クリエイティブな発想力が求められる仕事ですが、チームとしての協力で無限の可能性を感じています。なので、クリエイティブで発想力があり、マネタイズができる人材を求めています。
ー レジャリスト 大南
なるほど。そういった方がいれば言い方はあれですけど、いくらでも今は採用していると？
ー BOJ株式会社 笹島さん
そうですね。それぞれの人によって強みとか、好きなものってあると思うんですけれども、そういったところが、それぞれ違った色が合わさって良いチームになればなと思っております。
その人の好きが仕事になる事業部となっております。
ー レジャリスト 大南
では、笹島さんが担当されているコンサルティング事業部について教えてください。
ー BOJ株式会社 笹島さん
コンサルティング事業部は、行政案件だけでなく、民間企業からの依頼も多いのが特徴です。例えば、地域の財源を活用してインバウンド誘客を進めるためのコンテンツ作りやプロモーションを担当しています。民間企業からの依頼では、具体的な課題に対してフリースタイルでアプローチし、言うだけではなくて、成果を還元することを重視しています。
ー レジャリスト 大南
やっぱ核となるその文化体験事業部が、結局つながるということですよね？
ー BOJ株式会社 笹島さん
そうですね。
ー レジャリスト 大南
言うだけのコンサルタントって世の中たくさんいるじゃないですか。その中でも御社は販売の媒体 ネットワークをお持ちなので、仕事を相談する側からするとめちゃくちゃ説得力ありますね
ー BOJ株式会社 笹島さん
ありがとうございます。確かに格好良く見える部分もありますが、地道で泥臭い作業も多いですし、結果が出ないこともあります。挑戦するからこそ失敗もありますが、失敗後に仮説を立てて次にどう進むかを考えることが重要です。ロジカルな思考や数字に対する厳しさが求められています。
ー レジャリスト 大南
なるほど。
ー BOJ株式会社 笹島さん
ただそれは非常に難しいことですので、我々チームとして一致団結し、地域の方々とも協力して、チームとして結果を出すために一緒に頑張るという雰囲気で取り組んでいます。
ー レジャリスト 大南
なるほど。安心しました 一人でそれを全部やるのは、プレッシャーですもんね。
ー BOJ株式会社 笹島さん
そうなんですよ。 難しいですよね。
ー レジャリスト 大南
それでは具体的な事例を教えていただけますか？
ー BOJ株式会社 笹島さん
ある都道府県での事例ですが、地域の観光コンテンツを作るだけでなく、販売プロセスまで組み立てた結果、今まで富裕層が訪れなかった地域にお客さんが増え、単年で1,000万円以上の消費を記録したケースがあります。これは公募案件としてお金をいただいた分、しっかり還元できた一例です。
ー レジャリスト 大南
今大袈裟じゃなくて、鳥肌立ちました。
ー BOJ株式会社 笹島さん
本当にお金をもらったら終わりではなく、我々の資産を活用して成果を還元できると確信したので、今はしっかり成果を出せると判断した案件を引き受けています。
ー レジャリスト 大南
次に、会社の雰囲気や働き方について教えてください。
ー BOJ株式会社 笹島さん
非常に和やかで、風通しの良い会社です。リモートワークも併用しており、柔軟な働き方が可能です。ただし、自由には責任が伴います。様々なバックグラウンドを持つメンバーが在籍しており、社内勉強会やプロジェクトも活発に行われています。新しいことに挑戦する意欲がある方には非常に良い環境だと思います。
ー レジャリスト 大南
笹島さんが求める人材像について教えてください。
ー BOJ株式会社 笹島さん
新しいことに挑戦する姿勢を持ち、過去の成功体験を良い意味で忘れてアンラーン（unlearn）できる方を求めています。個人での成果も重要ですが、チームワークを重視し、協力して結果を出せる方を歓迎しています。
ー レジャリスト 大南
ー レジャリスト 大南
最後に、今後2〜5年のビジョンについて教えてください。
ー BOJ株式会社 笹島さん
旅行や観光というドメインには非常に大きな可能性があると感じています。これまでの経験から、旅行業界にいながらも他の分野に進出するケースが多々ありました。私たちは単なる旅行会社にとどまらず、旅行というドメインの中で新しい挑戦を模索しています。具体的にはお話しできない部分もありますが、まだまだ先の展開を考えています。
ー レジャリスト 大南
本日は貴重なお話をありがとうございました。
ー BOJ株式会社 笹島さん
こちらこそ、ありがとうございました。
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